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長期インターンの経験を就活で話す時の注意点

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2021年6月で就活を終えた22卒の弊所のインターンOBが、就活を通して感じたこと、後輩に伝えたいことなどを赤裸々に書いていきます。

最終的な私の戦績は ES16社提出⇒内定4社(大手メーカーに就職) です。

 

就活において、「学生時代頑張ったことは何ですか。」と良く問われます。いわゆる、ガクチカと呼ばれるものです。

大学時代にすごいと思われる経験をやっていれば、就活は成功すると思われがちです。あるいは、「私はたいしたことやっていないから就活不安だ」と思われる方もいるでしょう。しかし、経験の大きさ・内容はあまり重視されていません。

その経験から、自分がどういう人間なのか、自分がどういうときにモチベーションを感じるのかを客観的に分析し、相手に理解できるように話すことが求められているだけなのです。

 

 

極論、“学生時代何をやったか” は関係ない。採用責任者は “人柄” を見ている。

長期インターン、かつ税理士事務所で働いているという経験は周りの学生と比べて珍しいので、面接官に非常に興味をもって話を聞いてもらえたという印象があります。長期インターンの経験を話すことで、面接官に一定程度の社会人基礎力があるという評価を与えますが、ただそれ以上でもそれ以下でもありません。

大学時代に周りの学生がやっていないすごいことをやっていれば簡単に内定がとれるという話ではありません。実際、私もESの段階や一次面接で何度も落とされましたし、志望動機が甘かったり企業に対して熱量を示さなければ、内定はもらえません。

私自身、就活の初期は、面接では学生時代に何をやったかが重要で、それを事細かに事実を淡々と説明すればいいんだと思っていました。

ただ、面接練習をしてくれた人事担当の方にその考え方は覆されました。私がその面接練習でいつも通りドヤ顔でガクチカを話したところ、

「全くあなたの人柄が伝わってこなかった。あなたは確かにすごいことをやったかもしれないけど、何をやったかに全然興味はない。あなたが仕事に対してどういうモチベーションで臨むのか、どういう状況なら頑張れる人なのか、どういった形で周囲の人と関わるのか、そういったあなたの人柄を知りたいんだ。」

と言われ、自分の就活のやり方、面接での話し方を一度全て見直しました。

学生時代何をやったかのエピソードが重要なのではなくて、それを通して自分のどういう人柄を伝えたいかが重要。例えば、カンボジアに学校を建てました、補助金申請で100万円獲得しました、とだけ言っても面接官は、それが入社後どう生かされるのかという “再現性” にしか興味はありません。

あくまで話すエピソードは自分の人柄を伝えるためのツールに過ぎない。

これを念頭に就活をしてほしいです。

 

 

長期インターンは就活に生きるのか?

結論: 半分合ってて、半分間違い

長期インターン期間中、日々の業務に対して真摯に取り組む
⇒それを自分なりの経験として落とし込み、言語化する
⇒就活で自信をもって自分のエピソードを話せる
⇒面接官に良い印象を与える

のだと思います。

あくまでそれは「良い印象を与える」のにとどまるのであって、あとはその会社と自分とのマッチ具合です。

よって、「長期インターンは就活で有利になる」という言説は半分正解で半分間違いだと思います。就活に有利になるから長期インターンを始めるというのはあまり得策ではないです。そういった理由で始めると長期インターンの業務がただひたすらキツイだけです。

人事担当など社会人目線からすると、長期インターンをやっていた人物は「高飛車・自分に自信がありすぎてめんどくさい」という偏見、先入観があるそうです。ドヤ顔で「俺、すごいだろ」と語っても、肝心な「Who are you?」という部分が相手に伝わなければ、ただひたすらウザがられるだけです。

何年も社会人として経験を積んできた人からすれば、我々学生なんてひよっこ中のひよっこです。

 

 

”結果的に” 物凄くここでの経験が生きた

私の場合は税理士事務所で培った経験が就活でめちゃくちゃ活きたと思います。ここでインターンをしなかったら、卒業してもニート生活になっていたかもしれません。

というのも、この長期インターン期間中に仕事に対する姿勢や考え方を実務経験を通して学んだり、自分の足りないところを改善していく、昨日できなかったことを今日できるようにしていく、そういったことを毎日積み重ねることで、自分に自信がつきました。

税理士事務所の強みである幅広い業種の方と直接話したり、実際にお客さんが働いている場所を自分の目で見て体感することで、自分がどの業界に向いているのか、自分はどういう働き方をしたいのかを考えるきっかけとなりました。

このように、インターン期間中に日々の業務に悪戦苦闘し、その後自分の経験とそれから自分が伝えたい自分の人柄を言語化することで、

あくまで “結果的に” 就活という場所で生きたと言わざるを得ません。

なんとなく就活に有利になりそうだから長期インターンやってみようという動機は否定しません。ただし、長期インターンの参加を決めた後、どういう目的意識をもって働くのかをより明確にした方がいいかもしれません。

 

 

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